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23.05.16

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UX/UIとは?UXとUIの関係・向上させるための方法を解説

UX/UIという言葉を聞くことはあっても、その意味や重要性、UXとUIがそれぞれ何を指しているのかなどを理解できているでしょうか?

本記事では、UX/UIとは一体どういうものなのか、その重要性、UX/UIの向上の手順について解説していきます。

UX/UI ってなに?UXとUIの違いも解説

UXとUIはそれぞれ別の意味を持つ言葉です。 まず初めに、UXとUIのそれぞれの意味や違い、関係性を解説します。

UXとUIそれぞれの意味

UXとは、ユーザーエクスペリエンスの略称で、日本語に訳すと「顧客体験」を意味し、顧客がその商品やサービスを通じで得られる体験のことを指します。 購入した商品の良さだけではなく、そこに至るまでの過程である接客やアフターサービスの充実なども含むトータルが顧客体験であり、UXを向上させることは顧客の体験をより良くすると言えます。

続いてUIですが、これはユーザーインターフェイスの略称です。日本語では「顧客接点」と訳され、顧客と商品をつなぐ接点を意味します。この接点とは、顧客の目に触れるWebサイトやアプリのデザイン・フォントなどを指し、広義ではマウスやキーボードなどもこのUIに含まれます。

 

UXとUIの違い・関係

UXとUIという言葉は混同されて使われることが多くあります。これはUXとUIには密接な関係があるためです。 UXとは顧客(ユーザー)の体験であり、その商品を知る・買う・使うすべての段階での体験を意味しますが、ここにはWebサイトのデザインやフォント・操作性などのUIも含まれています。 つまり、ユーザーとの接点であるUIはUXに内包される関係にあり、UIはUXを向上するための要素と言えます。

 

良いUX/UIとは?

具体的に「良い」とされるUI/UXとはどのようなものなのでしょうか。 この章ではイメージしやすい具体例をいくつか紹介します。

良いUXの例

  •  ・気になる商品に関する説明が十分に確認できる
  •  ・カスタマーサポートの対応が良い
  •  ・アプリやWebサイトの操作がわかりやすい

 

良いUIの例

  •  ・フォントのサイズ・色などが見やすく、読みやすい
  •  ・レイアウトが整っていて導線がわかりやすく、直感で操作を理解しやすい
  •  ・購入手続きのページ遷移などで、自分が今どの段階なのか、どのページにいるのかが分かりやすい

UX/UIについてさらに詳しく知る

ここまでUX/UIの意味や関係について解説してきましたが、この章では実際にUX/UIを有効に活用していくためにさらに詳しい解説をしていきます。

UX/UIが重視される理由

近年、ユーザーがより良い顧客体験を求めるようになっており、UX/UIがより重視されるようになっています。この背景としては、類似の商品やサービスが多く競合していることが一つ挙げられます。つまり、ユーザーが自由にさまざまな会社(店)の製品を選べるようになったため、商品を売る側としては「この会社のこの商品がいい」とユーザーに思ってもらうことが重要です。

この商品を知らないユーザーが、商品を知るきっかけとなる広告 
他社商品と購入を比較検討しているユーザーが、商品を選ぶきっかけとなる商品サイト 
購入したユーザーが、この商品・会社に対して持つ印象を左右するカスタマーサポート

 

これら全ては、UX/UIの良し悪しによりユーザーの印象や購買意欲に影響する可能性が多くあります。よって、ユーザーにアプローチする手段としてUX/UIが重視されているのです。

 

UX/UIの向上の道筋

あるサイトのUX/UIを向上したい場合を例として、手順を解説していきます。

1.このサイトで実現したい目標を定める

何を目的としてUX/UIを改善したいのかを明確にし、方向性を定めることが重要です。

 目標の例
  •  ・PV率を○%向上させたい
  •  ・リピーターを増やしたい
  •  ・若年層のユーザーもターゲットに入れたい

 

2.ユーザーの調査・分析を行う

まずは現状の自社の商品やサービスのユーザー層をよく知ることが重要です。 ここで言う「層」は、年齢層、男女比、地域別、家族構成、年収、職業別などを指します。 また、ユーザのニーズや現状の満足度などの調査も行います。

3.ペルソナを設定する

ペルソナ設定とは、分析したデータからターゲットとなる一人のユーザー像を具体化することです。 より詳細なペルソナを設定することで、効果的なUX/UIの改善が見込めます。 設定したペルソナに対して、現状のサイトの利用場面、サイトに対する不満やニーズの仮説を立てていきます。 この仮説をもとに、どのようにすればペルソナがこのサイトに対してより良い体験を得られるのかを分析します。

4.施策とテスト

ここまでのステップで出た分析結果をもとに改善案を検討し、新たに設計・実装・テストをします。このテストでは、ユーザーテストを実施することが効果的です。 ユーザーテストとは、第三者や一般のユーザーにサイトを使用してもらうことで、開発側では気が付かないような問題点や改善点をユーザー視点で発見することが期待できるテスト手法です。

 

よりよいUX/UIのためには

「UX/UIの向上の道筋」として、一連の改善手順を紹介しましたが、一度の施策で必ずしも効果が現れるわけではありません。 サイトの見た目を重視した結果利便性が損なわれたり、利便性向上のために追加した機能が逆効果であるといったことも十分に考えられます。 そのため、定めた目標に向かってPDCAを繰り返し、よりよいUX/UIの実現に近づけていくことが重要です。

ユーザーのニーズを理解したUX/UIを目指そう

どんなに素晴らしい商品を売っているサイトでも、ユーザーが離脱してしまうようなサイトでは十分な利益を得られません。

これはどのUX/UIに対しても言えることで、より良い顧客体験や顧客接点はその商品を「知ってもらう・買ってもらう・ファンになってもらう」ことに対して非常に大きな影響を与えます。

UXとUIの違いや意味を正しく理解し、ユーザーのニーズに寄り添った設計を心がけましょう。