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22.11.01

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AzureのPaaS機能は?主な3つの機能をわかりやすく紹介!

「AzureのPaaS機能はたくさんあるけど、実際に何をどの用途で使用すればいいかわからない」という人も多いはず。

本記事ではAzureの主な3つのPaaS機能とその特徴について解説していきます。目的にあったPaaS機能を知ることで、より業務の効率化ができるでしょう。

Azureとは

正式名称は「Microsoft Azure」でWindowsを開発したことで有名なMicrosoft社が2010年から提供しているクラウドサービス

AmazonのAWS(Amazon Web Service)やGoogleのGCP(Google Cloud Platform)と並ぶ人気で、 100 を超える製品やサービスがあり、その組み合わせによって「医療、金融サービスと銀行、製造業、小売業、ゲーム、政府機関」と業界や規模を選ばず幅広いシステム開発、運用に役立っています。

また、IoT や AI の機械学習、データ分析、ブロックチェーンといった最新分野にも強く導入する企業も増えています。

PaaSとは

PaaSとはPlatform as a Serviceの略称で、アプリケーション開発において土台となるサーバーシステムやデータベース、プログラム実行環境などのプラットフォームをクラウド上で提供してくれるサービス。

一般的にアプリケーション開発環境を立ち上げるには多くの時間を要しますが、PaaSを利用することで開発前段階にインフラ構築や開発後の運用保守などのコストを削減できます。

これにより開発者は、開発環境の準備を素早く整えられコード記述に注力できるため、時間を抑えながらのシステム開発が可能となります。

PaaSについて詳しく知りたいという場合はこちらの記事もご覧ください。
PaaSって何?IT用語の意味とメリット・デメリットをわかりやすく解説!

 

AzureのPaaS機能とは

Azureには多くのPaaSしての機能がありますが、そのなかでも主な機能を3つ紹介していきます。

 

【PaaSの機能①】Azure App Service

Azure App Serviceとは、

Webアプリケーション用の「Web Apps」
モバイルバックエンド用の「Mobile Apps」
Rest fullなAPI作成用の「API Apps」
ビジネスプロセス自動化用の「Logic Apps」

からなる統合サービス

一般的にWebサイトやモバイルアプリを構築する際には、事前に様々な設定を行う必要がありますが、App Serviceを使用することで、インフラの管理を気にせず、Web、モバイルバックエンド、APIを容易に構築しホストすることができます。

WindowsとLinuxOSをサポートし、標準で自動スケーリング、自動デプロイに対応しています。

 

【PaaSの機能②】Azure SQL Database

クラウド上のサーバーに構築されているSQLデータベース

一般的にはデータベースを使用する場合は、実機サーバーを用意したりと多くの複雑な事前準備が必要となりますが、Azure SQL Database を使うことでデータベースを作成する上での事前準備が不要となります。専門的な知識はいらずに「名前、パフォーマンスや最大サイズ」などのデータベースの基本的な情報をGUI上で設定するだけで、すぐに導入することができます。

また、データのバックアップやシステムの更新などといったシステム運用には欠かせない工程もAzureに一任でき、開発者はAzure SQL Databaseで作成したデータベースの管理のみで済みます。

様々なプランに分かれているので、利用目的によってコスト面、運用の安定さを考慮して選ぶことができ、セキュリティ性・拡張性が高いデータベースをAzureプラットフォーム上に構築できるでしょう。

 

【PaaSの機能③】Azure Functions

サーバーレスでプログラムコードを実行できるクラウドサービス。

サーバーレスとは、単にサーバーがいらないというわけではありません。裏側では実際に稼働していますが、サーバーの構築や保守など面倒な管理を開発者が一切気にせず、サーバー上でプログラムを実行できる仕組みです。

Azure Functionsでは、サポートされている各トリガーに応じてプログラムコードを設定します。

例えば、バッチ処理の場合は設定した間隔で関数を実行する「Timer」といったトリガーを使用し、本来であればバッチサーバーの環境構築や様々な設定が必要なところ、サーバーレスでプログラムコードと簡易的なGUI操作のみで結果を出力することができます。

上記のように様々なトリガーにコードを設定するだけで、結果を出力できるのが特徴です。

Azure Functinosを活用すると、バッチ処理の他データ分析や監視やログデータの収集などといったことも専門的な知識がなくても容易に可能となります。

目的にあったクラウドサービスを選択しよう

本記事では、Azureの主なPaaS機能やその特徴について解説してきました。

従来の開発では、アプリケーションを動作させるプラットフォームから全て自分で準備をする必要がありましたが、様々なPaaS機能を有効的に扱うことで自社のコスト削減でき、顧客に迅速に質の高いサービスを提供することが可能になります。

ここで解説したPaaS機能はほんの一部に過ぎませんが、Azureには100を超えるサービスがあります。

その中から利用する目的や解決したい課題を明確にした上で、自社に合った最適なクラウドサービスを導入し、業務を効率化していきましょう。