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22.07.19

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PWAとは?スマホアプリとの違い、導入時のメリット・デメリットについて解説!

現在スマホアプリの代わりに、「PWA」を採用するケースも増えていきました。

PWAってなんだろう…」「スマホアプリじゃなくて、PWAだとどんなメリットがあるかわからない…」と悩まれてる方、実は多いのではないでしょうか?

そんな方に向けて、今回は「PWA」について解説していきます。本記事を見ると、以下の内容がわかりやすく理解できます。

PWAとは
PWAとスマホアプリの違い
PWAのメリット、デメリット

 

PWAをうまく利用すると、開発コストの削減や、ユーザー増加のメリットを享受できます。この記事で「PWA」について、しっかり理解していきましょう。

PWAとは

様々なWebアプリで使われているPWAという技術ですが、「そもそもPWAってなんだろう?」と思われる方も多いと思います。そんな方に向けて、ここではPWAとは何かについて解説していきます。

PWAとは「Webアプリ」を「スマホアプリ」のように使える技術

PWAは、Progressive web application(プログレッシブウェブアプリケーション)の略で、Webアプリをまるでスマホアプリのように扱える技術のことです。

よくスマホアプリで利用される「プッシュ通知」「モバイル決済」などの機能も、PWAであれば提供できます。またオフラインでの利用もできるというメリットがあるため、スマホアプリと遜色ない使用感が得られます。

PWAとスマホアプリとの違い

PWAとスマホアプリの大きな違いは、アプリを端末にインストールせずに使える点です。

スマホで利用するアプリは、各OS(iOS/Android)ごとの環境で利用できるように作られたアプリになります。作ったアプリはApple Store、Google Play Storeなどのアプリストアを経由して各端末にインストールして使用します。

対してPWAはWebアプリになるため、ブラウザで利用できます。そのためアプリストアに申請することなく利用できるのが1つの特徴です。

PWAのメリット

PWAには多くのメリットがありますが、今回は以下4つのメリットについて説明していきます。

デバイスを問わずに利用可能
オフラインで利用可能
開発コストを抑えられる
ユーザー増加の見込みがある

 

デバイスを問わずに利用可能

PWAは、Webアプリなのでブラウザが利用できる環境であれば、基本的にデバイス問わず利用することが可能です。

例えば、iPhoneやAndroidなどのスマホはもちろん、タブレットやパソコンなどからも利用できます。また様々なユーザーが利用できることから、ユーザーの増加も見込めます。こちらについては後述の「ユーザー増加の見込みがある」で詳しく説明してます。

オフラインでも利用可能

PWAは、サービスワーカー(Service Workers)という技術を利用することで、オフラインでの動作を可能にできます。そのためユーザーが一度アクセスすると、その後ネット環境がなくてもスムーズにWebアプリを利用することが可能です。

またサービスワーカーは、HTTPS(通信をより安全に行える技術)でしか実行できないため、セキュリティ面でも非常に優秀です。

開発コストを抑えられる

通常スマホアプリを作る場合は、OSごとに適切な技術を用いてアプリを作る必要があります。

対してPWAは、1つのWebアプリを作成するだけで、OS問わずに利用することが可能になります。そのためスマホアプリをそれぞれ作る開発コストがかかりません。また「デバイスを問わずに利用可能」で説明した通り、ブラウザ経由で利用できるため、少ないコストで様々なプラットフォームに対応させることもできます。

Web経由でユーザー増加の見込みがある

スマホアプリを利用する場合は、それぞれのOSで用意されているストアからアプリをダウンロードして利用することになるので、Webの検索結果には表示されにくい欠点があります。Webからスマホアプリを宣伝するには、広告サービス利用する、また人気のあるウェブサイトでプロモーションをする必要があるため、金銭的コストもかかってしまいます。

対してPWAはWebアプリになるので、Googleをはじめとした検索エンジンからアプリを見つけることができます。そのためオーガニック検索(広告を除いた検索結果)からのユーザーの流入が見込めるため、Webからのユーザー増加の見込みがあるのが特徴的なメリットの1つです。

PWAのデメリット

PWAには様々なメリットがありましたが、逆にデメリットはどうでしょうか。今回は以下2つのデメリットについて説明していきます。

利用できる機能が限定される
環境によって、動作が異なる

 

利用できる機能が限定される

PWAは、一部使えないスマホの機能もあります。

例えば近接センサーやスマートロック、環境光の検出など、スマホの機能と連携させる機能周りは一部対応していないものもあります。そのため作るアプリの要件によっては、PWAに向いていない場合もあるため、注意が必要になります。

環境によって動作が異なる

PWAは、様々なプラットフォームで使える反面、その利用する動作環境でも動作が異なる場合もあります。

例えばSafariなどの一部のブラウザでは、ホーム画面にPWAのアイコンを追加できなかったり、またプッシュ通知が利用できない場合があります。全てのプラットフォームで動作を保証する場合には、PWAは向いていない場合もあります。

PWAはコストを抑え、スマホにも対応させたいならオススメ

ここまでPWAについての機能や、メリット・デメリットについて解説していきました。PWAは、大企業などのプロダクトにも使われるケースも多いですが、1つのWebアプリで様々なプラットフォームに対応できることから、スマホアプリよりも開発コストを抑えたいプロダクトの開発に向いております。

上記のような課題を解決したい場合は、一度PWAを検討してみてはいかがでしょうか。