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22.08.09

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RPAとは何か?導入のメリット、デメリットについても解説!

RPAという言葉を見て「言葉は聞いたことがあるけどなんの略?」「どういう意味なのかはわからない」といった人も少なくないのではないでしょうか?

本記事ではRPAのついての解説を行い、RPA導入のメリット、デメリットについても解説していきます。

RPAとは

RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティックプロセスオートメーション)の略で、デスクワークなどで発生する定型作業をソフトウェアロボットによって自動化する仕組みのことです。

人が手動で行なっていた定型作業をRPAのソフトウェアに設定を行うことで、ソフトウェアが設定に沿って自動で作業を行ってくれます。時間がかかる定型作業をRPAによって自動化することで、作業ミスが減ったり、人にしかできない創造的な仕事や業務改善などに当てられる人員が増えるため、生産性が向上します。

RPAが活躍できる分野

RPAは、ルールが明確に定まっている作業など、人の判断を必要とせずシステムの判定のみで作業が可能な定型業務が得意です。

人が作業した場合は時間の経過で集中力がなくなってしまい、ミスを誘発してしまうこともあります。ですが、RPAは同じ作業を連続で行ってもミスをすることはありません。そのため、RPAは作業量が大量にある業務に向いているでしょう。

RPA導入のメリット・デメリット

ここまで、RPAは定型作業を自動化してくれるツールであり、人の判断を必要としない定型業務や作業量の多い業務が得意であることを説明してきました。

ここからはRPAを導入するにあたり、どのようなメリット、デメリットがあるのか解説してきます。

 

RPA導入のメリット

RPAは定型作業や作業量が大量にある業務に向いていますが、それらの作業をRPAで代替することでどのようなメリットが生まれるのでしょうか。また、導入にあたりどのようなメリットがあるのかも見ていきましょう。

 

定型作業以外の作業時間が増える

定型作業や単純作業をRPAで代替することによって、定型作業に費やしていた時間の分、人にしかできない企画の発案や検討、業務改善などの付加価値の高い生産的な仕事を進めることができます。定型作業などの時間が減り、付加価値の高い生産的な仕事へ充てる時間が増えることで、生産性の向上が見込め、手の空いた時間でより高い価値を生み出すことができます。

 

作業ミスが減る

RPAではソフトウェアロボットによって決められた作業を行います。そのため、人が手動で作業をした場合と比べて作業ミスの発生可能性が減ります。

作業ミスが減ることで、作業ミスをリカバリーするための手間や時間が減るため、付加価値の高い生産的な仕事に充てることが出来る時間が多くなります。また、作業ミスなどの細かいミスは精神的にも負荷がかかるので、そういった細かい心配事が減るのも企業にとってプラスに働きます。

 

プログラミングの知識なしで運用ができる

RPAの設定にプログラミングの知識は不要で、感覚的に設定できるものがほとんどです。また、RPAは部門ごとや小さな現場単位ごとに導入することが可能なです。専門的な知識を必要とせず、RPAを導入したい現場に必要な形で設定ができるため、専門的なシステムなどに比べカスタマイズがスムーズに行えます。

 

RPA導入のデメリット

RPA導入におけるメリットを説明しました。では反対に、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。導入におけるデメリットや導入後のデメリットについて3つ見ていきます。

 

業務内容のブラックボックス化が起こる

RPA導入時の担当者がいなくなったり、手順書がない場合、RPAの導入により自動化された作業の手順、ルールが不明瞭になることがあります。そういった業務遂行のプロセスがわからなくなることをブラックボックス化といいますが、適切な手順書や引き継ぎなどを行わないと業務がブラックボックス化してしまう恐れがあります。

ブラックボックス化しているため実態がわからず、設定時から時間が経っているため現在は不必要な作業が自動化されているなど、無駄が発生してしまう恐れがあります。

 

間違った作業も自動化されてしまう

RPAそれ自体に作業の正否を判断する機能はありません。そのため、自動化した作業が間違っていた場合、誰かがその間違いに気が付くまで間違った作業が自動で実行されてしまう可能性があります。そういったミスを防ぐため、定期的に自動化している作業内容を見直す、業務フローを明確にしておくなどの対策が必要でしょう。

 

RPA導入に時間やお金のコストがかかる

RPA導入するためには、自動化したい作業の洗い出しやRPAツールの選定、自動化の設定やRPAの動作テストが必要になります。これらの作業は通常業務と並行して行う必要があるため、導入を担当する人の負担が多くなってしまいます。

また、初期費用やランニングコスト、また社内にRPAツールの使い方を浸透させる時間的コストなど、総合的に考えた結果、費用対効果が見合わないこともあるようです。

 

RPAの特性を理解し、生産性をあげよう

RPAを導入することで、定型作業や大量に作業を行わなければいけない業務をソフトウェアに任せることが出来るため、より付加価値の高い生産的な仕事に人手を回すことができます。導入するために時間やお金がかかってしまいますが、導入後のメリットは計り知れません。

RPAでできること、できないことを理解し、導入の是非も含めて検討を行い、より生産性をあげましょう。