• home
  • ブログ
  • Nuxt.jsとは?Vueとの関係やフレームワークとは何かについても解説!
  • 業務効率化
  • 用語集

22.11.08

  • twitter
  • facebook

Nuxt.jsとは?Vueとの関係やフレームワークとは何かについても解説!

Vue.jsを調べていく中で、Nuxt.jsというフレームワークを見た人も多いはず。「Vue.jsもNuxt.jsもどちらも同じフレームワークなのに何が違うの?」「わざわざNuxt.jsを使うメリットは?」などなど、疑問に思っていることもあると思います。

本記事では、Nuxt.jsとは何かを解説し、どのような特徴があるのかについて解説していきます。

Nuxt.jsとはVue.jsのフレームワーク

Nuxt(ナクスト).jsとは、JavaScriptのフレームワークであるVue.jsを用いたフロントエンドのアプリケーションフレームワークです。Vue.jsをより快適に使うための機能を有しており、サーバー機能もあるため、Vue.jsを動かす際に別にサーバーを用意する必要がありません。

またサーバー機能のみではなく、ユーザーが操作して送られたリクエストと、サーバーの処理内容を紐づけるルーティング機能や、コマンドひとつで必要な機能を全てインストールしてくれるゼロコンフィグと呼ばれる機能が備わっています。そのため、メインとなるWEBページそのものに時間を多く割くことができるため、業務の効率化を図れます。

 

Vue.jsとは

前述しましたが、Vue.jsとはJavaScriptのフレームワークです。ユーザーインターフェースといったフロントエンドに関する画面の作成に使われます。Vue.jsはNuxt.jsとは違いサーバー機能を持っていないので、個別にサーバーを用意する必要があります。

Vue.jsはHTML、CSS、JavaScriptで開発が可能です。フロントエンドの学習をしたことがある人であれば、Vue.jsのために新たに覚えることが少なく、学習コストが低いです。また、拡張性が高いため、既にあるプロラグムの一部分にVue.jsを用いることができたり、Vue.jsで構築したプリグラムに別のライブラリなどを利用してシステムを実装することが可能です。

Vue.jsについてはこちらの記事でも解説しています。
Vueとは?JavaScriptとの関係やフレームワーク・ライブラリについても解説!

 

フレームワークとは

フレームワークとは「構造・骨組み」を意味し、そのフレームワークを用いることで特定の簡易的な機能の全てを実装できるようなテンプレートのようなプログラムになります。

本記事で紹介するNuxt.jsでは、リクエストされたURLに対し、適切なファイルを呼び出すサーバーの仕組みや、WEBアプリ開発のためのさまざまな機能を含んだアプリケーションを簡単に構築することが出来ます。

また、Nuxt.jsが扱うVue.jsも同じフレームワークですが、こちらはサーバー機能ではなくフロントエンド開発のための機能が提供されます。

Nuxt.jsの特徴

Nuxt.jsには、Vue.jsのファイルをサーバーで表示するだけでなく、様々な特徴があります。どんな機能があるのか、代表的なものを3つ紹介していきます。

 

Code Splittingでパフォーマンス向上

Code Splittingとは、文字通りコードを分割することを意味します。コードを分割することで、一度にファイル全てを読み込む必要がなくなるため、パフォーマンスの向上が見込めます。

例えば、ボタンを押した際にモーダルウィンドウと呼ばれる画面を表示する場合など、最初に読み込んでも意味のない部分を分割して記述することで、必要なタイミングで分割したコードを読み込むことができます。

 

別ファイルの自動インポート

一般的に、システム開発で別ファイルからプログラムをインストールして使用する際、どのファイルからどのプログラムを使用する、というのを明示的にする必要があります。しかし、Nuxt.jsではそういったインポートを行う必要がなく、使用したいファイル名を適切な形で記述することで、自動でインポートする機能が備わっています。そのため、別ファイルのプログラムを使いたい際に一回一回インポートする手間がなく開発が行えるため、スムーズに開発が可能です。

 

PWA に対応

PWAとはProgressive web appsの略で、スマートフォンアプリのように表示するWEBサイトのことです。主に端末の大きさに合わせて要素などのサイズが自動で切り替わる「レスポンシブデザイン」や、プッシュ通知に対応するためのブラウザAPIなどを利用しているWEBサイトのことをPWAと呼びます。

通常、スマートフォンアプリに対応した開発を行うためには、AndroidであればJava、iOSであればSwiftといった、各OSに応じた言語で開発を行う必要があります。しかしNuxt.jsを用いれば、Vue.jsで作成したWEBサイトでも、スマートフォンアプリのように扱うことが可能です。

「PWA」については以下の記事で詳しく解説しています。
PWAとは?スマホアプリとの違い、導入時のメリット・デメリットについて解説!

 

Nuxt.jsでVue.jsを快適に開発しよう

Nuxt.jsは、Vue.jsを使用可能な、サーバー機能を提供してくれるフレームワークだと説明してきました。Code Splittingによってパフォーマンスが高く、また、PWAに対応しているため、Vue.jsで作成したWEBサイトをスマートフォンでも快適に表示することが可能です。また、ファイルの自動インポート機能も付いているため、開発時の各ファイルをインポートする煩わしさが軽減されます。

Vue.jsで開発を行い、WEBアプリケーションを提供したいと考えているならNuxt.jsを使用してみてはいかがでしょうか?