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21.12.15

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ブリッジエンジニアとは…?オフショア開発において海外企業との橋渡し役!

近年注目されている「オフショア開発」。オフショア開発におけるメリットは「IT人材の確保」「開発コストの削減」とされています。ただ、「言葉の壁」と「文化の違い」によって、海外の方とコミュニケーションをとるのが難しいというデメリットも…。開発の現場において、コミュニケーションが取れていない状況でプロジェクトを進めてしまうと、「要件とは違った実装されてしまう…」といったことも起きてしまいます。

そんなオフショア開発に重要となってくるのが、海外のエンジニアとの橋渡し役になる「ブリッジエンジニア」です。今回は「ブリッジエンジニア」について、どんな役割なのかを掘り下げていきます。

ブリッジエンジニアとは

上記の繰り返しにはなりますが、オフショア開発を進める上で重要となってくるのがブリッジエンジニアです。ブリッジエンジニアとは、海外企業と日本企業の間に入り、円滑にプロジェクトを進めるための橋渡し役です。

海外の企業に開発を依頼するオフショア開発では、デメリットとして「言葉の壁」や「文化の違い」があります。

そういったデメリットを解消し、円滑にプロジェクト進めるために必要とされるのが、「ブリッジエンジニア」です。そのため、高いスキルが必要とされています。

ブリッジエンジニアに必要なスキル

日本とオフショア開発先の企業との間に入り、主に橋渡し役として活動するブリッジエンジニア。そのため、日本で実現したいとされるプロジェクトの内容を把握して、開発を進めるための様々なスキルがブリッジエンジニアには必要とされます。

・海外のエンジニアに仕様やイメージを伝えるための言語力

まずは、海外で活躍するために必須の語学力。英語や現地の言葉(ベトナムであれば、公用語のベトナム語)をビジネスでベルでさらに、プログラミング特有のワードを扱う必要があります。東南アジアの国であれば、簡単な日本語なら伝わるかもしれません。しかし、日本語で簡単な言葉が伝わったとしても、細かなニュアンスが伝わらなければ、「実装しなければいけない要件を満たしていない…」なんてことも起こるかもしれません。まずは、伝えるための言語力は必要になります。

・円滑にプロジェクトを進めるためのマネジメントスキル

ブリッジエンジニアは、オフショア開発の現場において、プロジェクトマネージャーの役割も果たすことになります。オフショア開発のメンバーのタスクの進捗管理や現地のメンバー用に設計書を作成したりと、マネジメントスキルも求められます。日本ではなく、海外特有の考え方や文化もあるため、そういった違いも理解しながらプロジェクトを進めることも必須。

プロジェクトを円滑に進めるためには、管理するエンジニアのマネジメントスキルが非常に重要になってきます。

・イメージを共有するためのコミュニケーション能力

開発を進めていく中で忘れてはいけないのは、「日本企業とオフショア開発先がイメージ共有できているかどうか」です。そのためには橋渡し役である、ブリッジエンジニアの双方にスムーズに伝えることができるコミュニケーション能力が必要。例えるなら、上司と部下との間に入る中間管理職と同じく、ブリッジエンジニアにどれだけコミュニケーション能力があるかどうかで順調に進むか、はたまた不満がたまりプロジェクトが破綻してしまうか、といった分かれ道になります。

ブリッジエンジニアは、中間に立つものとして、プロジェクトを円滑に進めるための高いミュニケーション能力が求められます。

・設計、開発、テストといった一通りこなせる実装力や知識

ブリッジエンジニアは、海外のエンジニアに日本で必要とされる成果物の品質を求めていかなければなりません。時には、自ら実装に加わっていくこともあります。そのため、ブリッジエンジニア自身も開発スキルやプロジェクト参画経験がなければ、スムーズに開発を進めることは難しいでしょう。ブリッジエンジニアとしてオフショア開発を進めるためには、自らの開発スキルを高める必要があります。

結論:ブリッジエンジニアには高いスキルが求められる

ここまで解説してきたように、高いスキルを要したエンジニアであることがブリッジエンジニアにとって好ましい条件と言えるでしょう。日本と海外の時差や、文化・習慣の違いによって、考え方も変わってくるので、そういった調整能力も必要となってくるでしょう。

オフショア開発において、ブリッジエンジニアのスキル次第でアプリが実現できるかどうかに差が出てきます。「オフショア開発を利用したい…」と考えているのであれば、ブリッジエンジニアを一つの判断基準にしてみるのも方法かもしれませんね。