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SaaSとは?言葉の意味と導入時のメリット・デメリットを解説。
「SaaS」という言葉、最近よく聞きませんか? ただ、よく聞く言葉となりつつも「そもそもSaaSって何…?」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、今回はSaaSについてわかりやすく説明いたします。本記事では、「SaaSとは何か?」「SaaSを使用することのメリット・デメリット」を解説しています。SaaSを理解し適切に使うことで、状況によっては今より何倍もの業務の効率性を向上させることが見込めます。
もくじ
SaaSって何?
この記事を見られてる方は「そもそもSaaSってなんだろう?」と思われてる方がほとんどだと思います。まずは「SaaS」の概要を説明いたします。
SaaSとは「ネットを介し、どこでも使える便利なサービス」
「SaaS」とは「Software as a Service」の略で、ネットが繋がる場所であれば、基本どこでも使えるサービスの事です。
みなさんも仕事でデータを保存するときに「OneDrive」や「GoogleDrive」、「DropBox」など使われてる方も多いと思います。最近では、人事労務の作業を減らしてくれる「Freee」や「SmartHR」などを使う会社も増えてきています。
上記で挙げてきたサービスが全て「SaaS」の一種になります。知らずに使っていた方も多いのではないでしょうか。これだけ多くのSaaSが開発され、普段から使用されているのです。
SaaSのメリットとデメリット
続いてSaaSのメリットとデメリットについて、具体的な内容を交えて説明していきます。
SaaSのメリット
SaaSには、大きく以下の4つのメリットがあります
・簡単にサービスを使い始められる ・導入時の「お金」や「時間」のコストを削減 ・ソフトウェアに様々な場所からアクセスできる ・最新の状態でサービスを使える |
簡単にサービスを使い始められる
「SaaS」は、ネットにあるソフトウェアを使うだけなので、導入作業など行わずにすぐサービスを使い始めることができます。
「SaaS」を作っている事業者が完成したソフトウェアを、クラウドサーバー上に置きます。そのソフトウェアを、ユーザーがネットを介して使っていく流れとなります。このような作りのため、簡単にサービスを使うことができるわけですね。
ほとんどのSaaSでは複数人の作業に対応しているため、複数人でサービスを使いたい場合も簡単に始めることが可能です。
導入時の「お金」や「時間」のコストを削減
「SaaS」は、事業者が事前に用意したソフトウェアを使用するため、通常発生する導入時の「お金」や「時間」へのコストが大きく削減できます。
通常SaaSを使わない場合、ソフトウェアをネット上で使えるようにするには、以下のような内容を行う必要があります。
・ソフトウェアを置く「サーバー」を準備する
・ソフトウェアに必要な「データベース」や「OS」を構築する
・使用する「ソフトウェア」を開発する など
上記の内容が「SaaS」では必要ないため、「お金」や「時間」にかかるコストが大幅に削減できます。
ソフトウェアに様々な場所からアクセスできる
「SaaS」は、ネットに繋がっていれば、基本どこからでもアクセスが可能です。そのため、急な出張の予定が入り職場から離れることになっても、ネットを介して「SaaS」を使用することで通常通りの業務を行うことができます。
また「SaaS」は端末問わず使用できるケースがほとんどです。そのため普段使っているPCが使えなくても、スマホなどからアクセスし利用することも可能です。
最新の状態でサービスを使える
「SaaS」の管理は全て事業者が行います。そのため常に最新の状態でサービスを利用しづづけることが可能です。
通常であれば、機能など自身で作らなくてはいけないところが、「SaaS」であれば常に最新の機能を提供しつづけてくれます。既存の機能もより良くアップデートされていくため、見やすさ・使いやすさやなども向上し続けます。また不具合など発生した際も、修正作業は事業者側で行うため、ユーザーには一切の負担がかかりません。
SaaSのデメリット
ここまで「SaaS」に関する、多くのメリットを紹介してきました。
メリットだけではなく、使用することのデメリットも存在します。以下の2つのデメリットも理解し、効果的に活用していきましょう。
・自由度が低い ・セキュリティのリスクがある |
自由度が低い
基本的に「SaaS」は、使用するサービスごとに機能が決められております。そのため機能面での自由度は低くなってしまいます。
例えば「Zoom」というサービスだけで、ライブ配信を行いたいとします。他のサービスと組み合わせれば配信は行えますが、現状Zoom独自でライブ配信を行うことはできません。そうなった場合に機能の追加をしようとしても、ユーザーの独自の機能は追加することができません。このようにSaaSのサービスは簡単に扱える反面、自由度は低くなります。
セキュリティのリスクがある
「SaaS」は事業者が全て管理しているため、セキュリティの強度も事業者に準じてしまいます。
「SaaS」を提供している事業者では、セキュリティ対策は行われておりますが、不正アクセスなどのリスクは拭えません。「SaaS」を利用する際は、提供している事業者がセキュリティ対策を行なっているか、しっかりと確認してから利用しましょう。
SaaSを活用し、業務の効率化を目指そう
「SaaS」を活用すれば、業務の効率化を向上させることもできます。
SaaSのサービスの例を挙げると、「Freee」では、打刻申請や給与計算といった、労務関連の手間がかかる一連の業務が簡単に管理でき、人的なミスが減ったりと効率的に業務を進められるようになります。またFreeeだと、他のソフトウェアと組み合わせられることもでき、入力したデータを「Excel」や「Googleスプレッドシート」に出力・入力することも可能です。
みなさんも上手く「SaaS」を使いこなし、更なる業務の生産性向上を目指してみてはいかがでしょうか。
またAlobrigeでは「SaaS」の開発にも力をいれております。ローコストでハイクオリティな「SaaS」を開発したい場合は、ぜひAlobrigeまでお問い合わせください。