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オフショアとは何か?オフショア開発についてわかりやすく解説!
「オフショア開発」という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。ビジネス上の会話で出てきても、そもそも「オフショアとは何か?」と疑問がある方も多いはず。「オフショア開発」の意味を知ることで、プロジェクトを進める上で新たな選択肢を持つことができます。業界によって意味も変わるので、今回はITにおけるオフショアについて解説します。
オフショアとは何か?
オフショアとは英語表記で「off shore」になり、「沖合い」「岸から離れた」といった意味があります。IT業界では、海外にシステム開発を依頼することを「オフショア開発」といいます。主に、「オフショア開発」として依頼する先としては、ベトナム・フィリピンといった東南アジアが対象となることが多く、Webアプリやスマホアプリの開発・保守業務を行います。
「オフショア開発」を活用している企業も多く、IT人材白書2012によると、
「オフショア開発を開発プロセスを標準的な開発プロセスあるいはグローバルデリバリーの一部とするIT企業の割合は45.6%であり、恒常的な手段へと成熟しつつある。」
とされており、約半数の企業が開発業務を依頼していることがわかります。効率よくプロジェクトを進め成功させたいと考えているのなら、オフショア開発も一つの選択肢として加えてみるのもいいかもしれませんね。
オフショア開発がなぜ注目されているのか…。
近年、さまざまな業界で「業務の効率化」や「マーケティングにITを活用する」といった動きが活発になってきており、IT人材の需要が高まっています。
そんな中、なぜオフショア開発が注目されているのか。理由は、大きく2つあります。それは「IT人材が不足している」「人件費・物価が安い」ことが挙げられます。
・「IT人材が不足している」
経済産業省の試算によると、2030年には約45万人のIT人材が不足すると言われています。つまり、求められているIT人材需要に対して、スキルのあるエンジニアの供給は足りていない状況となります。アプリを作成したいと考えたとき、国内のエンジニアを確保することが非常に難しい状況ですが、オフショア開発を利用することで海外のエンジニアを確保することができます。
・「人件費・物価が安い」
オフショア開発において、ベトナムやミャンマーといった東南アジアの国々が多く選択されています。日本より人件費・物価が安い東南アジアでは、日本のエンジニアと同等のスキルを持ったエンジニアや企業に頼んだとしても、人月単価が安くなることが多いです。人月単価が安くなるということは、開発におけるコストの削減に繋がります。
オフショア開発を活用する
オフショア開発が注目されている背景には、「IT人材が不足している」「人件費・物価が安い」といった2つの理由がありましたね。優秀なIT人材の確保に悩んでいたり、コストが変えられないけど開発を進めたいという方はオフショア開発は一つの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?