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スマホアプリ開発におけるフレームワークのおすすめをご紹介!
スマホアプリ開発を行うにあたって、どのフレームワークを使えばいいか迷っている方もいるのではないでしょうか?
現在、スマホアプリを開発する上で、フレームワークは欠かせないものとなっています。しかしながら、フレームワークはたくさんの種類があり、自身の目的に合わせて選択するには事前の調査や確認が必要です。
そこで今回は、スマホアプリ開発におけるフレームワークの概要と、おすすめのフレームワークをわかりやすくご紹介していきます。
もくじ
スマホアプリ開発に欠かせない「フレームワーク」
従来のスマホアプリ開発では、iOSは「Objective-C」や「Swift」、Androidでは「Java」「Kotlin」などのプログラミング言語による開発がされていました。
現在も広く使用されている上記の言語は、それぞれのプラットフォーム専用に開発されています。そのため、早いスピード・高いパフォーマンスやエラーがほとんど発生しないなど、デバイスの性能を最大限に活用できるという特徴があります。
しかしながら、プログラミング言語単体では、一般的にスマホアプリに必要とされる共通機能を毎回作り直す必要がありました。こうした手間や無駄を省き、開発の負担削減と品質向上を目的として、フレームワークが開発されたのです。
フレームワークとは
フレームワークとは、一般的なアプリ開発に必要とされる、コンパイラ・プログラミングライブラリやアプリケーションプログラミングインターフェース(API)などの共通機能をひとつにまとめたものです。
スマホアプリ開発の際に、必要とされる共通機能を毎回作成すると、手間や無駄が多く、ミスによるバグ発生の可能性もあります。そのため、フレームワークを利用することで開発の負担を大きく削減することができるのです。
また、フレームワークにはそれぞれ共通的な形式でのコーディングが必要とされています。複数人で作業することの多いアプリ開発では、コードの可読性と保守性が向上できるという点も大きな利点となります。
このように、フレームワークの利用は、スマホアプリ開発にかかる開発の負担削減と品質を大きく向上してくれることから、近年のアプリ開発において必要不可欠なものです。
スマホアプリ開発におすすめフレームワークをご紹介
ここまで、スマホアプリ開発におけるフレームワークの概要について解説してきました。
続いて、実際におすすめのフレームワークについて、4種類ご紹介いたします。
Perfect
「Perfect」とは2015年にショーン・スティーブンス氏によって開発されたSwift用サーバーサイドフレームワークです。
通常、一般的にスマホアプリ開発バックエンドとフロントエンドの開発にはそれぞれ別言語を用いて開発することが一般的です。しかしながら、このPerfectを利用すると、Swift一つの言語でフロントエンド、バックエンドの両方を開発することが出来ます。
言語を統一できることから、開発にかかるコストを減らせる他、開発後の保守や管理・運用面でも対応がしやすいという、大きなメリットがあります。
また、Swiftとほぼ同時期にリリースされたこともありSwift専用のフレームワークとして高い人気を集めております。
Ktor
「ktor」とは、2018年にJetbrains社が中心となって開発しているKotlin純正のWebフレームワークです。
システム間連携のための非同期なサーバーとクライアントを構築するフレームワークとしてリリースされ、順調にアップデートされ続け、現在も開発が進んでいます。
このフレームワークの特徴として、非常に軽量であるという点が挙げられます。ktorは、必要なものだけ使用するというのがコンセプトになっており、テンプレートやプラグインも簡単に利用でき、自由に開発を行うことができます。
また、Ktorの目標としてマルチプラットフォーム上で動くというものがあり、現在ほとんどの環境で動作し、Kotlin純正フレームワークとして高い人気を集めております。
React Native
「React Native」は、2015年にMeta(旧Facebook)がリリースしたアプリケーション開発用フレームワークです。
従来あったJavaScriptのフレームワーク「React」を、モバイルでも使えるうようにしたフレームワークです。そのため、基本構造はReactと近く、Reactの経験があるエンジニアは誰でも違和感なくスマホアプリを開発することができ、学習のコストを低く抑えることができます。
また、元となったReactの発展となるため、Webアプリケーションとの親和性が高い点も特徴となります。
普及率も高く、Facebook・Instagram・UberEatsなど、誰もが一度は耳にしたことのある世界的に有名なアプリもReact Nativeで開発されています。
ReactNativeについてこちらの記事でも紹介しています。
「ReactNativeとは?概要から特徴についてわかりやすく解説!」
Flutter
「Flutter」は、2018年にGoogleがリリースしたアプリケーション開発用フレームワークです。
使用されている言語はGoogleが開発したオブジェクト指向言語「Dart」です。「Dart」は従来までのJavaScriptの問題点を改善し、置き換えるための言語として開発されました。そのため、JavaScriptに精通したエンジニアであれば、習得のしやすい言語となっております。
また、FlutterはGoogle推奨のマテリアルデザインを採用しており、ユーザーが直感的に操作できるUIデザインを簡単に、そして自由にカスタマイズすることができます。
合わせて、ホットリロード機能も搭載されており、プログラムの変更をリアルタイムに確認しながら開発を進めることができ、開発工数を削減することができます。
UIデザインの作りやすさと処理スピードの速さから、近年非常に人気の高いフレームワークです。
フレームワークをうまく活用し、業務の効率化を目指そう
本記事では、スマホアプリ開発におけるフレームワークの概要からおすすめのフレームワークについて解説してきました。
フレームワークはそれぞれ特徴やメリットがあり、目的に合わせて必要なものを選択していく必要があります。うまく利用することで、スマホアプリ開発にかかる開発の負担削減と品質を大きく向上してくれることから、近年のアプリ開発において必要不可欠なものです。
それぞれの特徴を理解することで、より業務の効率化に繋げることができます。
気になるフレームワークがあった方はぜひ一度、利用を検討していみてはいかがでしょうか?